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Oni Ramen

ラーメンロボット

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中国でも有数の電子部品メーカーGoerTekが、京都工芸繊維大学とスタンフォード大学の学生に与えた課題は、テクノロジーを利用して食品関連の新たな体験を生み出すという、広範でシンプルなものでした。

 

この幅広いプロジェクトテーマを与えられた学生たちは、ニーズ探しと探索のための試作を通して、超音波技術は皿洗いに使えるか、厳しい食事制限のある人々のために何ができるか、それぞれの好みに合わせてソースを特別に作ることはできるか、廃棄食品から使い捨ての皿や椀を作ることはできるかなど、さまざまな方向性を探りました。

 

こうした調査からはさまざまな結果が得られましたが、学生たちは最終的に、世界中で大きなトレンドとなっているフードデリバリーに焦点を当てることにしました。Uber Eats、DoorDash、Grubhub などのサービスは、フードデリバリーの選択肢と利便性を劇的に向上させつつあります。しかし、簡単には配達できない食品もあります。日本のソウルフードであるラーメンは特にそうです。

 

人口密度が高く、大量のラーメン屋が近くにある都市圏に大半の人が住んでいる日本では、このことは問題にはなりません。近所に限り配達を行っているラーメン屋もあります。しかし都市がまばらでラーメン屋も珍しい米国では、現状ラーメンの配達という選択肢はありません。他の食べ物のように10分以上の時間をかけてラーメンを配達したら、麺がスープを吸いすぎてのびてしまいます。これでは単純においしくありません。

 

この問題を解決するため、チームは最終的に、「出先」でラーメンを作ることができる「ラーメンロボット」という概念を打ち出して制作を行いました。ラーメン教室に参加したり専門家と話をして得た知識を活用し、チームは配達車両が利用者の家へ向かい、出来立てのラーメンを配達できるシステムを開発しました。1杯ごとにラーメンのカスタマイズをしたり、配達状況を追跡するにはアプリを使います。

 

現在の趣向は、フードトラックに似た配達車両にこのシステムを搭載するというものですが、将来的には自動運転車が街を回り、大衆に出来立ての熱々ラーメンを配達できるようにすることが狙いです。

センサー式のボルトを利用して遊園地でのジェットコースターのメンテナンスを最適化する

年:

パートナー企業:

​チーム:

2018–2019

 

Goertek

Stanford University

Evan Myers, Will Thompson, Yunsang Choi, Rosemond Ho

Kyoto Institute of Technology

Kenji Yanagawa, Ap Uy Hieng Pol, Amanda Narumi Fujii, Okano Soh

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