TUPA
新しい家族の
負担を減らす、
多機能の新生児用製品の開発
耐久性があり、より強力に接着した合板の生産を可能にする新たな材料とプロセスである、UPM Grada ™ 合板を近年開発したUPMは、アールト大学と京都工芸繊維大学の学生に、この技術を使った新たな機会の開発を頼みました。ニーズ探索プロセスを開始するため、UPMは自社の技術を使用して梱包廃棄物を減らすことができるか疑問に思いました。
学生デザインチームは、フィンランドの社会保障組織KELAによる母親パッケージ(アイティユスパッカウス)について調べはじめました。このパッケージは、お母さんと赤ちゃんの両方を助ける製品(ベビー服、粉ミルク、おむつ、授乳具)を赤ちゃんを待つ家族に提供するだけでなく、パッケージ自体も当座のベビーベッドとして機能します。このパッケージは、学生デザインチームが家族が増える家庭で大きな問題となるであろうと判断した要因、経済的困難を緩和します。
UPMとマタニティボックスの両方からインスピレーションを得て、学生デザインチームは、新しい家族が快適な生活を送るためには、もう少し踏み込むことができると思いました。こうして、彼らは以下のものに姿を変えることができる多機能ベビー製品、Tupaを開発しました:
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幼児/ベビーベッド(ロッキング付)
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テーブル、椅子、踏み台
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おもちゃ箱/メモリーボックス
家具を組み合わせることで、Tupaは、全部で710ユーロ(約86,000円)まで節約できます。デザインチームは、UPMの新技術の助けを借りて多機能ベビー製品を提供することで、新たな家族に課された経済的困難を緩和し、彼らが人生における最も大切な宝物と楽しく過ごすことを可能にしたいと考えています。
年:
パートナー企業:
チーム:
2010–2011
UPM
Aalto University
Julia Pettersson Hakava
Tuomas Sahramaa
Heikki Soininen
Paul Warrunthorn Kittiwongsunthorn
Kyoto Institute of Technology
Haruna Kawashima Kento Misawa
Mamiko Nagao Rumi Yoshida